CHRISTIAN ACADEMY IN JAPAN
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お帰りなさい


学校初日、私たちCAJはこの学年度をどう終わりたいか、すでに考えています。単に2019611日のことを言っているのではありません。幼稚部の初日から始まって卒業の日にまでに、一人ひとりの子どもたちがどこまで成長できるか、私たちは思い描いています。振り返って見て「光陰矢の如し」だったと言って満足する親はいません。わたしにも孫がいてこの8月から幼稚園に通い始めます。可愛い孫のままでいてほしいので時間を止めてしまいたいくらいです!保護者の方々は学年が始まったばかりですからゆったりとしていて大丈夫です。しかし私たちCAJは、準備の段階から、重要な一歩を踏み外すことのないように先を見据えています。

CAJ
の生徒が卒業して世に出ていくとき、そこは保護者のみなさんが若い時期に経験した世界とは異なる世界が広がっています。「第三のカルチャーを担う子ども」として世に出ていくとき、親が育ったカルチャーとは大きく異なった世界に直面する可能性が大です。たとえ同じ国であっても、異なる手段が取られたり、異なる論法が用いられたりします。彼らは急激に変化し多様化していく社会のニーズに向かって、何が必要かを的確に指摘できる者であることが求められます。CAJ の卒業生には、聖書的価値観と世界観を持って旅立って欲しいと願っています。唯一まことの生ける神は、人としての尊厳を私たちに与え、人間としての価値を私たちのうちに見出してくださいました。 そのような神に似た者として、私たちは創られているという理解を、CAJの生徒は持ってほしいと思います。そして世界に創造性をもたらし、世界をいたわり、世界に真理を示すことにおいて、CAJの生徒たちは神の使者となってほしいと思います。そのために私たちは生徒を訓練します。仕える指導者になる、同情心を抱きつつも革新をもたらす、見分ける力をもって考える、明確なコミュニケーションをとる、異なる意見を持つ人々あるいは多様な世界観を経験として持っている人々と協働する、このようなことを身に着けてほしいと願います。その過程で生徒と教師の絆は深まります。仲間とは、距離や文化を超えて生涯に渡る友情が育まれます。

こう申し上げても今は、夢物語りにしか聞こえないかもしれません。でも一人ひとりが卒業の日に立つべきところに立っているためには、きょうの出発点から計画が始まっているのです。保護者のみなさんは肩の力を抜いて、学校初日のお子さんの姿をしっかり写真に収めていてください。私たちCAJは、この子たちの旅立ちの日を今から見据えています。

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